フィアット・アルファ・アバルト ここ要注意!


フィアトはファイア系エンジンの血統を継ぐエンジン31214Tや31214・31212は、この部分要注意です。
先代のパンダ1&2も同じくです。
エンジンブロックに打ち込まれたブロックプラグ。
鋳型の都合で、開けられたホールを埋めるべく金属製のフタが打ち込まれているのですが、経年劣化により水漏れを誘発します。

金属のフタの裏側は、クーラントラインになっている為、錆を発しやすくその錆に蝕まれたスチール材は突然の水漏れとしてその症状を現します。

フタの裏は結構な量の錆が発生していました。
下側には小さな穴が開いていて、その部分からクーラント漏れが始まっていました。

交換するには、補機類のブラケットを移動する事と、タイミングベルトの取り外しが必須となります。


プラグを打ちかえて、ウォータポンプも交換。
この後はタイミングベルトを組み付けて仕上げです。

トラブルの種類としては予防のし辛い分野と言えますね。
大切なのは早期の発見。チョロチョロとした水漏れのうちに修理できる様にしましょう。
その為にお客様が出来る事は、定期的な点検を忘れない事でしょうか。
12カ月点検や車検といった、お車をお預りする事が出来る機会に、私たちがしっかりとチェックします。
Written by Hashimoto

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