FIAT500-TwinAir(500ツインエアー)にHIDを取り付けるにはコレが必要です

FIAT500 ツインエアー専用のHID点灯回路です。
お時間の許す方は前回までの話前々回の話一番最初の話もご覧下さい。

この車の後付けHIDは、正常に作動しません。
「500ツインエアーにHID付けたのですが、点灯後しばらくすると片方が消えるんです」
とか、
「すごい速さで瞬きみたいな点滅を繰り返すんですけど」
の様なお問い合わせを聞いています。

なんでツインエアーにHIDを付けるとそうなるのか?
車輌側制御の問題なのですね。ですから、HIDの良否に関係無く発生するトラブルです。
現在の所、上記の症状に該当する車種は500ツインエアーとイプシロンツインエアーです。

つまり、アイドリングストップ付きの全てが当てはまるわけでは無いのですね。
実際に、500 1.2L アイドルストップ付き車輌は当社の製品は必要ありませんので。

前置きが長いですね。そろそろ、取り付け車を元に話を進めましょう。
CIMG6111
このボックスが今回製作しました、HID点灯回路です。
配線の本数が、ちょっと多めです。
HIDを点灯する回路なのですが、エンジン回転を
拾ったりもしますので。
取り付けに携わる方、お手数をお掛けします。

作動状況のチェックです。
CIMG6113CIMG6114
左画像)フロントポジションランプのみ点灯
エンジンの始動により
右画像)ヘッドライト(HID)の点灯

最近のイタリア車のヘッドライトスイッチは、フロントポジションランプのみを点灯させる事ができませんね。
どうしてそんな設計にしたのかがイマイチよくわかりません。
実際に、関西方面で車を走らせるときは、信号待ちではロービームをオフにするそんな
言わずと知れたマナーみたいなのがあるのですが、それが出来ないんですよね。

それ故か、八光自動車さんのリリースするアルファスポルトのパーツには
アルファミトやフィアット500のスモールランプ点灯スイッチがリリースされています。
関西の事情に詳しい八光自動車さんならではの商品ですよね。

なので、今回の製品のオマケ要素として、こんな機能もプラスしています。
回路から伸びる配線1本を室内に引き込み、ON/OFFスイッチを取り付けると
スモールランプのみを点灯させる事も可能にしました。便利です。
CIMG6115CIMG6116

今回、当社の製品製作にご協力頂いたのは、V-UP16でお馴染みツイントップさんです。
電気に関する知識・チューニングに関するノウハウ満載のツイントップさんが何度も
当社へ足を運び、試行錯誤の末、製品化へとたどり着きました。
製作中の様子はツイントップさんのブログでもご確認いただけます。

商品詳細をご紹介
(以下はツイントップさんの紹介文引用です)

その1
ヘッドライト点灯時の HIDのちらつき、不灯が防げます

その2
アイドリングストップ中(エンジン停止)にヘッドライトを
自動的に消します これで余分な電力消費を防ぎます
エンジンが再始動すると 自動でヘッドライトを点灯させます
この機能は 簡単な操作で解除も可能です

その3
室内に配線を引き込むみスイッチを取り付けると
そのスイッチで 任意にヘッドライトをON、OFFさせることができ
スモールのみ点灯することが可能です

SessA HID Plus! 価格¥28.600-(税込)
(ツインエアーHID点灯回路・ポジションランプ単体点灯機能付き)
当製品にはHIDコンバージョンKITは含まれていません
当社の作動確認済みHIDはAIR ZERO製HIDです。
基本的にはあらゆるHIDキットと合うように設計されていますが
HIDの品質の問題上正常に作動しない場合もあります。

関連記事