RCZにalcon(アルコン)ブレーキを取付


ブレンボではなく、アルコン。RCZ-Rのブレーキシステムを、RCZに装着します。
先日、アルコンキャリパのリペイントとオーバーホールを行い、準備を整えていました。

このコンバージョンは当社での施工は、初めての事でございます。
そもそも、予想通り進むのか?それも未知ですのでやってみなければ結果は分かりません。

施工前のノーマルブレーキシステム。このままでも十分大きなブレーキです。
ノーマル形状のキャリパでは、その大きさが伝わらないのですよね。

どの位大きいかと言いますと。
ほら、でっかいアルコンロータと比較してもそこまでの大差は。。ありますね。

ノーマルロータ:340mm

アルコンロータ:380mm

ノーマルで340mmは、とても巨大な部類に属します。

アルコンキャリパーを、取り付ける為の専用部品。キャリパブラケトです。
そもそも、この部品がナックルに対して適合するのかさえ不明です。

バッチリじゃないですか。

続いてディスクロータのフィッティング。
装着は問題なくオッケーでした。
あとは、ここにキャリパをあてがった際に、ロータに対してキャリパーが中央に取り付ける事が出来れば良いのですが。

それにしても、このベンチレーテッドの構造が凄い。カッコ良いです。本気のディスクです。

ローターとキャリパの位置関係は問題なく、車に対しての位置関係も異常なし。
上手くいきました!

ホースの交換も必須です。
バンジョーボルトと呼ばれるボルトで、ステンレスホースを取り付けます。

干渉の可能性がある場所は、ラバーホースを巻き付けたりと、それなりに工夫は必要です。

ホイールをフィッティングするのですが、その際に干渉があると大変です。
専用のボルトをハブに取り付けて、ゆっくりとフィッティングを行います。

「そ~~っと」問題無し!

よしよし!オッケーじゃん!
ここまでくれば安心です。


事前にリビルトと、リペイントを行ったリヤキャリパーも取り付けて。
フルード交換とエア抜き・加圧状態での一晩放置にてフルード漏れの有無を確認。

翌日、試運転を行います。

こういう作業、施工側もワクワクします。
状況の報告をさせて頂いた際、お客様も「良かった~!」と声を漏らしていました。
夢のある作業です。

強烈なストッピングパワーをご堪能ください。
Written by Hashimoto

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