ほんとに怖い樹脂劣化のトラブル
未然に防いでいきましょ


エンジンチェックランプ点灯とESPランプ点灯のダブルパンチを解決し、ようやく本来の点検作業に着手しています。
お車は プジョー208GTテンロクターボ搭載車ですので、樹脂パーツ破損による水漏れを防ぐべく今回も色々と予防交換を行います。
過去にウォータポンプの交換と、サーモスタットの交換は施工済。
今回は、上記のポンプとサーモを繋ぐ「ウォータパイプ」の交換を中心に作業を行います。

予防の意味で交換する部品は冒頭画像の樹脂パーツです。
ご覧頂くとわかりますが、全ての部品が樹脂でできています。ゴムホースや金属を使用していればもっと長持ちしていたはずなのに。。と悔やまれます。

特に怖いのがこの部品。
パーツナンバー「1351VF」です。
今回は、予防交換をご案内させて頂いてはいたのですが、外す際には見事に粉砕しました。



かなりの水量が通過する箇所ですので、走行中にご覧の様な破損が起きると走行は不能な状態になってしまいます。

ちなみにこれらの部品を交換しようとした場合、分解箇所は結構多くなってきます。
バッテリ及びECU付近の分解から始まり、エアインテーク関連・サーモスタットやウォータポンプ側の一部、エンジン裏側のバキュームタンクなどなど。
多岐に及ぶ部品の取り外しが必要になります。

何時も思うのが、これだけ色々と外しているにも関わらず、ボルトナットの本数の少ないこと!
樹脂同士の嵌め合いが多いのですね。

大きなボルトやナットを沢山取り外す作業が私は好みだと、この作業を行うと感じさせられます。
引き続き、エンジン関連の作業を進めて参ります。
Written by Hashimoto

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