工場通信

アバルト595 点火系統強化作業


メンテナンスやカスタマイズなど多種多様な作業でお預かり中のアバルト595は、後に控えるタイミングベルト交換とMCB取付の為にフロントバンパーを取り外しました。
タイミングベルト作業に関してはバンパー装着状態でも可能ですが、ヘッドライトも取り外して施工が出来れば見晴らしも良く作業が捗ります。

タイミングベルト交換の際に、イグニッションコイル周りを分解するのですがその流れで点火系統強化作業も同時に進行しています。
装着するのは「MSA(マルチスパークアンプ)」と「V-UP16」です。
点火回数を増やすことが目的のMSA・点火電圧を昇圧する事が目的のV-UP16、それぞれに効果が異なり、それぞれの効果が大きい事が特徴です。

ハーネスレールを分解し、必要に応じた結線を行います。

MSAはバッテリ横のフューズボックスのフタに本体を取り付けます。

MSAのノーマル復帰は、6ピンの集中コネクタを抜き取るのみで可能としています。

V-UP16は2Pコネクタを抜き、バイパスカプラにつなぎ換える事でノーマル復帰が可能としています。

ノーマル復帰が出来る様にしておく事で、万が一本体トラブルが発生した際に役立ちます。
また、正常時であってもノーマルに戻す事でそれぞれの装置の有無による変化を体感する事も可能です。

今週はアバルト系のタイミングベルト交換が多く、3日間連続で3台分を施工しました。
なのでベルト交換に関しては記事重複を避けて割愛とさせて頂きました。
引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto

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