メガーヌ2RS・ブレンボを始めブレーキメンテナンスの施工
純正供給が無くて途方に暮れる?では無く、無いなら探し体制を整える。
様々な種類の車を取り扱う中で、大切にしている事柄です。
メガーヌ2RSはご新規様のお車をメンテナンスとしてお預かりをさせて頂いています。
コンディションの良い車両であり、これまでのメンテナンス歴の苦労さえも十分に伝わってくる。そんな1台である事が印象的です。
そして、何よりも心を打たれるのは「メガーヌ2RS・自身の愛車を愛してやまない事」そんな思いの伝わってくるお客様と、車の状態でした。
今後、幅広くメンテナンスをお任せ頂ければと思います。
今回は、基本となる整備を軸としてプラスアルファ要素。ブレーキメンテナンスをご案内させて頂きました。
施工内容は、キャリパ前後のオーバーホール・パッド&ロータの前後交換です。
ブレンボキャリパを分解し、清掃・点検・組み換えを進めています。
洗浄作業を2工程ですすめるのですが、第1段階の汚れ落とし。
洗浄前と洗浄後です。この仕上げがわずか数分で完了します。大切なのは道具です。
こちらはリヤ側。同じく洗浄前・洗浄後のそれぞれの部品です。
美しく仕上がると、施工側としても嬉しいです。
洗浄を終えた部品と、これから組み付ける新品部品。
本来はドリルドロータですが、あえてのプレーンロータに変更します。
使用するパッドはSeesA低ダスト、摩材は最上級のプラス です。
ブレンボキャリパのシールキット。ピストンは良い状態でしたので洗浄のみで再使用可能です。
前後共に組み付けを行い、フルードの交換とエア抜きを行います。
その後はブレーキラインを加圧状態に保持し、一晩の確認を行います。
翌朝フルードの漏れが発生していなければ、試運転前の状態確認は完了です。
本来は汚れるブレーキシステム。ここが綺麗で美しく仕上がった車は、佇まいがとても良いと評価できます。
汚れているが本来・概念を整備で覆します。
Written by Hashimoto