工場通信

上品なお色に仕上がりました
156ブレーキキャリパ


美しすぎてブレーキが踏めない。。
なんてことになりかねない、素晴らしいキャリパーが仕上がりました。

アルファロメオ156のブレーキキャリパーオーバーホールに合わせて、キャリパ本体も化粧直しを行いました。
こちらのお車は、装着されているホイールが激レアかつ、美しいOZのフォージアータです。
せっかくのホイールの隙間から錆びたキャリパが顔をのぞかせている事がいつも残念に感じていまして、今回一掃＆一新のご提案をさせていただきました。

目指したのはいやらしく無い彩り。
アルミモノブロックキャリパの様な造形では無い、無骨なスチールキャリパを、いかに上品にしたてるかを目指した結果、シャンパンゴールドよりもワントーン濃いゴールドを選択します。

塗装工程を終え、これより組み付けを行います。
フロントのシールキット、リヤのシールキットそれぞれを用意。
ピストンは再使用が可能でした。

フロントキャリパはATE製　リヤキャリパはLUCAS製。
冒頭画像はリヤキャリパです。
LUCAS＋淡いゴールドという組み合わせ、ピンと来る方は少数派なはず。
自分は軸に英国車がある人間なのでLUCASという響きは、英国車のど定番でもあり、ラテン系の方と比べるとそのブランドイメージに対して連想する内容は大きく異なる気もします。

組み付けを終え、ビシッと決まった足下は見ていて気持ちの良い 魅せるブレーキシステムへと仕上がりました。


美しいホイールから美しいブレーキ。
派手さは無いものの、唯一無二な仕立てに満足感が高いです。

 

Written by Hashimoto

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