フランスから連れてきた106のメンテナンス
現オーナー様が、2000年代前半にフランスで購入され、持ち帰ってきた106です。
その頃からメンテナンスをお任せ頂いています。
今回は、20万キロオーバーという事もあり、これまで未着手であった箇所に手を入れていきます。
よくぞここまで漏れなかったですね!と称えたいのがラジエタ。それとオルタネータ。
普通ならば、とうの昔に水漏れを起こして交換していてもおかしくないのですが、この日まで頑張りました。
発電機も同じくです。発電不良を起こす事も無く、働き続けました。
オルタネータは新品への交換を行います。
その前にレギュレタブラシのチェックを行います。
。。。めちゃくちゃ減っています。
モータースポーツでの使用歴もあり、結構過酷な状況で酷使されていたはずです。
よくぞ持ち堪えました。
オルタネータベルトを張る為のベアリングも新調しておきます。
こちらの部品は、純正では供給の無い ローラーベアリング のみの組み替えを行っています。
ラジエータも交換です。
106のラジエタは、水位の目安が分かりづらく、先日お客様にご質問されたときに「確かに分かりづらい!」と改めて感じました。
少しでも分かりやすく出来る様に、マーキングをしてみました。
今の車はほとんどの場合が、サブタンクが別体である為に基本水位が分かりやすく補水もし易いです。
106はラジエタ本体とサブタンクが一体構造ですので、奥まったところで水位を確認する必要があります。
これで少しは見やすくなると良いのですが。
前回りの分解部品を綺麗に洗浄し、組み付けを行います。
引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto