GTVはサスペンションとホイールの交換を
希少なホイールを装着させていただきました


「手放す事は無い。」
オーナー様の言葉が聞こえてくる とても愛されている アルファロメオGTV 3.2 V6 です。

今回は、以前から打ち合わせを進めていたサスペンション&ホイール+タイヤのリファインとしてお預かりをさせて頂いています。
足廻りの組替え前に、予め用意をしていたホイール OZ SUPERTURISMO Ntech Ver. をお取り付けしました。
超が付くほどの限定ホイールでして、いまでは新品の入手は不可能となってる製品です。
当社のストックにございまして、そちらをご購入頂きました。
本当は、グロスブラックのホイールを履きたいという気持ちがあったそうですが「このホイールの塗り替えを行うのはちょっと待ちましょう。」という事でストック状態のカラーで装着を。

履き替えて思うのは、OZホイールの洗練されたデザインの良さです。
やっぱりカッコイイ。。そう思います。
どのデザインをとってもそうですが、車の質感がもの凄く上がる。その様にいつも感じています。
似たホイールは世の中にありますが、洗練度が違います。

今回ご用意したサスペンションパーツは、ノーマル車高を据え置く事が大前提ですので、ノーマルに準じたパーツチョイス。
KONI製のダンパー・周辺の消耗品 ブーツ類やラバー類 ストラットマウントです。

それ以外にも、ステアリング関連の消耗品も合わせて新調をさせて頂きます。
ステアリングラックの末端に備わるタイロッド・タイロッドエンド・スタビライザリンクロッドです。
GTVのパーツは、生産の終了した物も多いのでパーツをうまく集めるのには少しお時間を要します。

これまで使われていたノーマルダンパー。
取り外して分かったのは、ダンパーとしての役割を終えていた事です。
手で押し込んで、素早く縮み伸びてこず。。サスペンションテストでは路面粘着率については著しい低下を確認出来ていなかっただけに驚きです。

劣化が進み、姿を失っていたバンプストップラバーやダストブーツも新調し、気持ち良く組み上がっています。

折角ですので、足下に顔を除かせるブレーキパーツも化粧直しを行います。

美しいホイールの向こう側に綺麗なブレーキパーツが顔を覗かせる事が可能になりました!

リヤサスペンションも綺麗に組み上がりました。
マルチリンクなサスペンション構造は、この頃のイタリア車ならではの贅沢な構造です。
その構造故に、組替え作業は少し大変です。

アライメント作業を控えることになりますが、試運転を行うと乗り味の違いに驚きです。
いやらしさを全く感じ無い、とても質感の高い乗り心地に惚れ惚れします。
GTVの足廻りは、一歩間違うと途端にいやらしい車になってしまします。
維持と保存をうまく実現するにあたり、パーツチョイスはとても大切です。

Written by Hashimoto

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