程度の良い500Sは更なる良い状態を目指してメンテナンス開始


とてもコンディションの良いフィアット500Sは、更なる質感向上の為にメンテナンスのご依頼を頂きました。

特に不具合を感じ無いけれども整備を行う事は、私どもの理念に沿った理想的な内容と考えています。
この先永く楽しむ為、壊れる前の予防整備を行いながら若干のお疲れ箇所については、バージョンアップを含めてリフレッシュを行う。
とても楽しい作業であります。

今回は、基本整備としてのステージ1メンテナンス・ステージ3メンテナンスを軸として、水廻りの作業や足廻りの作業を進めていきます。

ショックアブソーバの交換と、フロントのブレーキメンテナンス・ロワアームブッシュの交換を行うのですがショックアブソーバの上側固定部の錆の酷い事。。
このままではとても緩めにかかれません。
ナットの周囲にはボックスレンチが入る隙間も無い状態です。

事前にしっかりと対策を行い、この状態から緩め始めます。

ロワアームブッシュ組替えも合わせて行いますので、フロントバンパーを取り外します。
昨年にMCBの取付をご依頼頂きました。
ここからお付き合いがスタートしています。
MCBの効果にご納得を頂き、続いての整備をご依頼頂いたという流れです。

今回使用するショックアブソーバは、ビルシュタインのB6 (スタンダードストローク)です。
取り外したショックアブソーバは、ガス圧が低下していました。
事前のSDLテストにおいても、ダンパー性能の判断基準となる路面粘着率が低下しており、交換をご案内させて頂きました。

ロワアームのブッシュは当社オリジナルの SessAロワアームブッシュ を使用しています。
フィアット500シリーズは、アバルトシリーズと比べるとよく動く柔らかいブッシュが純正採用されています。
SessAロワアームブッシュに組替えることにより、サスペンションの剛性を向上させ「走る・曲がる・停まる」この3つの要素向上に上手く働きます。

組み付けを行いながら、ブレーキディスクロータとブレーキパッドを新調します。


使用するのは、SessA 低ダストパッド 摩材は PLUS です。
新しいディスクロータとの相性は抜群で、両者ともに超ロングライフなブレーキシステムをご提供出来ます。

続いては、エンジンマウント3点も同時交換を行います。

ひとつひとつ確実に仕上がっています。
Written by Hashimoto

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