工場通信

メガーヌ2 1.6DOHC クラッチO/H


ルノー・メガーヌ２ K4Mエンジン搭載のマニュアルミッション車。長年乗り続けられているお車です。
以前よりクラッチ操作時の異音が気になり、作業の準備と段取りを組ませて頂きました。

ミッション降ろす機会がとても多く、この先もまだまだその手の作業が続きます。うまく段取りしているつもりでも、没頭出来る事は稀でして少しづつ予定を押し続けています。
長年のクラッチダストの汚れがハウジング内に溜まり真っ黒です。この後、スチーム洗浄により洗浄を行います。

ディスクはよく減っていました。
ディスク表面にはスリットが刻まれているのですが、場所によってはスリットが消えているところもチラホラと。


新品だとこんな感じです。スリット深さが十分にあり、安心の見た目です。

クランクシールを交換し、フライホイールを組付けて。
セコセコと作業を進めています。

ルノーは、フライホイールに備わるチョッパーでエンジン回転信号を拾っています。
組付け時にほんの少しの工夫を施して組付ける事で、エンジンの点火時期に働きかける面白い要素を盛り込むことが出来ます。

ノーマルエンジン・ノーマル制御の性能を、出来る限り良い状態に補正する事が可能です。

異音が出ていたのは、この部分。
クラッチレリーズベアリングです。油圧シリンダと一体構造になった物です。


デフシールを交換し、レリーズ組替えて、ねじ部にグリスを塗布して、気張って乗せます！今日も暑いです！
Written by Hashimoto

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