工場通信

アバルト124スパイダーは初診点検後のメンテナンス

事前に初診点検を行わさせていただいたアバルト124スパイダーは改めてのお預かりでメンテナンスを行います。

当社での整備が初めて、という事で第一に行わせていただいたのは電気の流れを改善していくステージ1メンテンナンス。

ステージ1という名の通り当社での整備の第一ステップに位置する基本メンテナンスとなります。

+側はバッテリーターミナルの変更を行い

オルタネーターB+からのダイレクトケーブルを引き込みます。

マイナス側には電流制御ユニットが付いている為ターミナル変更は行わずアースケーブルの追加のみ行います。

ボディとエンジンに新たに制作し追加しました。

仕上げにターミナルグリスを塗布し、電気負荷時の電圧降下の値が少なくなっている事を確認すればステージ1メンテナンス完了です。

続いて行ったのはタイヤ交換です。

新車時から装着されていたと思われるタイヤは残り溝はまだありますが全体的にひび割れが発生しています。

酷い箇所は大きな亀裂が発生しており危険な状態になっていました。

タイヤ交換を行う為にホイールが外れたところでブレーキフルードの交換も行いました。

ブレーキフルードチェッカーで吸湿具合の点検をすると2％とギリギリOKという値ですが、ブレーキは車にとって最も大事な要素ですので定期的な交換をオススメしています。

ブレーキフルードチェンジャーを接続し交換していきます。

マニュアルミッション車という事でクラッチフルードもこのタイミングで交換させていただきました。

初診点検により車の状態を判断させていただき大きなトラブル箇所も見当たらずという事で今回はこういった内容の整備を行わさせていただきました。

車のコンディションはそれぞれ違う為、今その車にどのような整備が必要なのか判断させていただく為にも当社に初めてのメンテナンスを依頼する際は事前の初診点検からお任せいただけるようお願いしております。