DS3カブリオは12か月点検とあわせて予防整備

先日ヘッドライトバルブのLEDコンバージョンを行ったDS3カブリオは12か月点検でお預かり中です。

定期的な点検・整備の行われているこちらの車輛は特に大きな問題を抱えているわけではありませんが、

他の車輛で起きたトラブルから想定できる箇所の予防整備としてサーモスタットの交換など各部のリフレッシュを行いました。

1.6Lターボモデルでは冷却水漏れが多く発生し交換しているサーモスタットですが、今回の車輛は1.2Lターボモデルでありサーモスタットも全く違う形状となります、ですが1.6Lと同様に水漏れを起こしても大変ですし、先日同じエンジンが搭載された車輛でサーモスタットのトラブルからヒーターが効かなくなった事例もあります、そもそもサーモスタットは定期交換の必要な部品ですので予防的に交換していく事となりました。

1.2Lターボモデルのこちらの車輛も1.6Lターボ車同様にバッテリー周辺の部品を外しサーモユニットを取り出す必要があります。

ただ目視しづらかったり手の入りずらい箇所での作業が少ないのは救いです。

バッテリー周りを分解したついでの作業として今回はトランスミッションマウントの交換も行いました。

バッテリートレーの台座も兼ねた少し変わった形状のマウントとなりますが、こういうタイミングで交換しておくと作業も楽ちんで効率的です。

トランスミッションマウントを変えたら反対側にあるエンジンのメインマウントの劣化も気になりますのでこちらも交換させていただきました。

車輛をリフトに移し行ったのが水回りのトラブル予防整備の続き作業としてウォータポンプの交換です。

タイミングベルトなどで駆動されているウォーターポンプであればその作業の一環として必ず定期的に交換されてきたウォーターポンプですが、こちらは別駆動となっておりトラブルが発生するまで交換されなくなるなど、ウォーターポンプの交換のタイミングを逃しががちです。

ウォーターポンプの構造としてはかつて物と同じですので交換サイクルも同様に5万キロ前後で点検や予防交換の必要となります。

水回りの整備が完了したら加圧テストを行い組付けミスや水漏れ箇所が無いかの確認。

クーラントチェンジャーを使いしっかりとキレイな冷却水に入れ替えを行えば水回りの作業は完了です。

ステージ2メンテナンスによるエンジンオイルやATFの交換も行わさせていただきました。

定期的に交換されているATFは交換前から汚れも少なくこちらの車輛のコンディションの良さを改めて感じさせられました。

 

安心して乗っていただく為の各部のリフレッシュを行いトラブルが起きる前の予防整備を含む12か月点検・整備を行わせていただきました。

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