500Sにオリジナルサスペンションキットの組付け
カスタムオーダによるセットアップ
フィアット500Sにオリジナルサスペンションの組付けご依頼を頂きました。
こちらのお車は、連休前にパーツ仕込みの準備を終えていました。
フロントは低反発 4キロ リヤには3キロのスプリングをセットアップしています。
アバルトの性格とは異なり、ノーマルチンクに丁度良いしっくり感を目指した仕様としてご用意しました。
オリジナルサスペンションキットがこのところ、とても好評を頂いておりまして、現在在庫が品薄となり次のオーダーを行っているのですが、次回納品には少しお時間を要しそうです。
次回入荷分のご予約も承りますので、気になる方はお問い合わせ下さい。
最近は、車高の測定方法を変えています。
従来は、メジャーによるアナログ測定を行っていましたが、レーザー測定器による測定を行っています。
測定パターンを設定後に、測定ボタンを押すとレーザーポインタが出力されます。
フェンダーから地面の間の寸法が表示されます。
4輪分測定するのですが、メモリー機能を備えている為、比較を容易に行う事ができます。
便利です。
こちらのお客様は、今回で3度目のサスペンション交換となります。
現在はKONIダンパーにローダウンスプリングの組み合わせでした。
今回は、当社オリジナルのSessAアジャスタブルサスペンション ストリートスポーツです。
レートを変更したカスタムオーダー品です。
同時施工で、SessAロワアームブッシュの組付け・スタビライザリンクロッドの交換もご依頼を頂いています。
ロワアームの取外しには、バンパー取外しが必須ですので段取り良く作業を進めます。
しかし、今週は何台分のバンパーを外したことか。
ロワアーム先端のボールジョイントは、10万キロ手前ですがガタも無く、良い状態。
ダストブーツ位は交換しておきたいので、同時にグリスの詰め替えも行います。
錆びていたスチールロッド部も綺麗に下処理完了。
ロワアームのブッシュを油圧プレスで組み替えて、組戻し作業へと移ります。
このブッシュの効果は絶大ですよ。
違いの分かるお店からは度々ご注文を頂いています。
純正ブッシュが柔らかく、ユル過ぎというのがアバルト&フィアットの弱点でして、そこを厳選素材でカバーするという手法です。
引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto