アバルト595 新車へのお薦め整備
新車を購入し間もないお客様よりアバルト595をお預かりさせていただきました。
事前の相談により、新車を乗り出す際に行っておくと良いおすすめ新車整備をお任せいただきました。
まず初めに行わせていただいたのは低ダストブレーキパッドへの交換です。
ノーマルのパッドでは少し走っただけでもブレーキダストでホイールは真っ黒に汚れ、放っておくと洗っても取れない汚れとなり、厄介な状況になってしまいます。
ノーマルパッドがもったいないと思うかもしれませんが、SessAの低ダストブレーキパッドは高寿命でもあり、またブレーキローターへの攻撃性も少ない為、ブレーキローターの寿命も長持ちさせてくれる効果もあります。新車のうちからに交換しておく事で、結果としてブレーキ周りにかかる整備費用を抑えてくれる事にもなります。
気になる制動力も全く問題なく、フィーリング的にも踏んだ分だけしっかり止まるといった感覚になります。何より、今まで気になっていブレーキダストはどこに行ったのかと思うほどホイールは汚れなくなりますので、満足度の高い一品だと思います。
新車からのブレーキパッド交換を行う際に毎度気になるのが、ホイール取り付けハブ面の汚れです。
ローターの取り付けボルトも外し、錆も含めしっかりと取り除き。
防錆処理も行いつつ低ダストパッドへの交換を行いました。
パッド交換後にはブレーキオイルの交換も行います。
買ったばかりの新車ですが、新車として車が作られてから今に至るまでの期間はわかりません。
点検・車検では毎度交換させていただくブレーキオイルですので、こういった新車整備の際にも交換を行っております。
ブレーキメンテに続き行ったのが油脂類の交換です。
ルブロス製のSessAオリジナルオイルを使い、交換していきます。
まずはンジンオイルとオイルエレメントの交換。
続いてミッションオイルの交換を行っていくのですが、
新車からまだ3000キロに満たない距離でもドレンボルトのマグネットには鉄粉が付着しています。新車からの初期馴染みに時に出る鉄粉がありますので、一回目のオイル交換は早めに行っておくのがよいと改めて認識させられました。
今回の車輛はMTAトランスミッション車でしたので、MTAの作動オイルの交換も行います。
交換の為にはバッテリー周りを一通り分解取り外しする必要があり、デュアロジック車よりも手間はかかりますが、これから長く働いていくMTAのポンプの負担を減らしスムーズなシフトを行ってもらう為にも、新車のうちから交換しておく事をおすすめします。
水のように透明かつサラサラなSessA MAXIクリアに交換です。
バッテリー廻りを分解されているという事で、当社でのメンテナンスの第一ステップでもあるステージ1メンテナンスもこの際に行っておきます。
バッテリーターミナルやエンジン&ボディへのアースケーブルの制作・追加に加え、コンピュータへのアースケーブルも制作・追加も行いました。
バッテリー周りを組み上げ、ステージ1施工後の電圧降下がしっかり減ったことも確認し、ステージ1メンテナンスも完了です。
引き続きアライメント調整や診断テスターを使った点検・各部の改めての点検など、残りの作業を進めます。安心して乗り出していただく為の準備を整えていこうと思います。