アルファ・ミトは距離の割に劣化が気になる箇所多数!
色々と改善を進めていきます


車検整備でお預かりをさせて頂いている アルファミト TCT です。
久々のお預かりをさせて頂きました。

今回の主たるメンテナンスプランは以下の内容です。
◆スフェリカルアッパーの組み付けと足廻り不具合改善
◆タイミングベルトの交換
◆オイル漏れによる影響を受けた水廻りの改善
◆ステージ2メンテナンスによる点検と油脂類交換セットメニュー

順次作業を進めていきます。

先ずは、サスペンション関連作業から着手します。
組付けるのは、自社オリジナルパーツの「スフェリカル・アッパーマウント」です。
こちらを、既に装着済のビルシュタイン B14 に組み合わせての取付を行います。

取り外したストラットに装着されているのは、ノーマルのアッパーマウントです。
半浮動式の純正マウントは、ショートストローク・ローダウン・純正よりもハードな組み合わせとの相性はイマイチでして、サスペンションの性能を活かしきれない事と
マウントの耐久性悪化にも繋がります。

分解・清掃・点検を行った後に、自社製品のスフェリカルアッパーに組替えると、ご覧の様なストラットとして仕上がります。
専用設計のリングナットで、ボディとストラットをしっかりと締め込み、剛性の強化を実現します。

作業を進める中で、スタビリンクロッドに発生していたトラブルに気付きます。
スタビリンクロッドとは、ダンパーとスタビライザを繋ぐ部品です。
ピロボールジョイント式の物に変更済だったのですが、ベアリング部の経年劣化によりシャフトとベアリングが分離していました。
純正相当品に交換し、問題をクリアします。


組み付けを行い、この後はアライメント作業へと移ります。

Written by Hashimoto

関連記事