ブレーキ関連リフレッシュ作業
ルーテシア3RS ブレンボキャリパ オーバーホール


ルーテシア3RSは、ブレーキ関連のリフレッシュ作業をスタートします。
走行距離が17万キロを越え、良く使い込まれた雰囲気満載です。

施工内容

◆前後のブレーキキャリパー オーバーホール

◆前後のブレーキパッド交換
◆前後のディスクロータ交換

リヤブレーキに関しては、ブレーキパッドの残量がとても少なくなっていました。

それぞれのブレーキキャリパーを取り外し、分解~清掃を行います。

ブレーキキャリパは、ダスト汚れ・ディスクロータが削れることによる鉄粉汚れ・パッドグリスなどの油汚れ・アルミやスチールの酸化現象と、多種多様な汚れが付着します。
過酷な環境にさらされる部品ですので、定期的なメンテナンスが必要ですね。

フロントキャリパの分解・清掃を終えました。
ウォータブラストにより、酸化皮膜・ダスト汚れ・グリス汚れなどのこびり付いた強固な汚れはスッキリと除去できています。

リヤ側は、左右別々に作業を行いました。
洗浄後と洗浄前の部品の状態の差が大きいですね。
洗い応えのある作業でした。

清掃したピストン・新しいキャリパーシールを組付けていきます。

ブレーキパッドはSessA 低ダスト 摩材はPLUSを使用します。
これにより、ディスクロータへの攻撃性を低下させ、スーパーロングライフなブレーキシステムをご提供いたします。

とても長持ちするブレーキパッドですので、次回の交換は。。。?ほぼ考えなくても良いかもしれません。
ですので、すり減ったディスクロータに組付けるのはNGとしています。
ロングライフなパッド=減ったロータへの馴染みが悪い為です。
レコード盤状にギザギザと減ったロータに組付けた場合、その形状に馴染むまでに時間を要します。
その間に、ロータの凹部には錆が発生し、面辺りの不均一が生じます。
面に錆が発生したロータは、その後はさらに面粗度が低下し、肌荒れの様に状況が悪化します。
こうなると、取り返しがつかず摩材の当たりが悪くなり、制動力の低下へと繋がります。

ブレーキメンテナンスもバランスが大切です。
一点豪華主義では無く、車に合った施工が大切ですね。

ちなみに、新車の状態は低ダストに変更するには最適な状態です。

減っていないパッドを交換するのはちょっと。。と大抵の方が考える様ですが、そのパッドが減ってからではロータ交換or研磨が必要になる点をお忘れ無く。

Written by Hashimoto

関連記事