プジョー207はエンジンルーム異音修理
継続検査の入庫のプジョー207は走行7万キロ余り。エンジンルームより異音があり、修理作業を行います。
始動時より異音が発生が始まり、エンジン水温の上昇に伴い、違う異音の発生があるようです。エンジンの回転数に合せて異音に変化があり、状況によりそれぞれ違う音の発生があり、複数の問題箇所がありそうです。
始動時より異音が発生が始まり、エンジン水温の上昇に伴い、違う異音の発生があるようです。エンジンの回転数に合せて異音に変化があり、状況によりそれぞれ違う音の発生があり、複数の問題箇所がありそうです。
トランスベルトを外して発生状況を確認した所、異音が無くなり、ベルトにて駆動する箇所の異音で間違いありません。
オルタネーターやテンショナー辺りの赤錆による汚れが気になり、各部の分解を始めると、オルタネータープーリーのワンウェイ構造に問題ありそうです。
水温が上昇して異音が発生するのは、フリクションローラーが温度によりウォーターポンプに回転駆動を加え始めると音が発生する様です。オルタネータープーリーとウォーターポンプの交換、合わせてテンショナーローラーベアリングを交換します。
ウォーターポンプ交換はともかく、オルタネータープーリー交換を狭い車上で行えるように、センター保持用の50番 Eトルクスをスペースに合せて加工し、専用TOOLを製作し作業を行いました。ワンウェイタイプのオルタネータープーリーは下記図の様な構造になっています。
EP6エンジンの独特の機構の為、類似トラブルは今後気を付けて点検する箇所ですね。
気になる部位のパーツを新調して異音の発生を改善出来ました。