お客様のリクエストにも答えながらアバルト500の車検&リフレッシュメンテナンススタートです
事前の初回点検を行わさせていただき、お預かりさせていただいたABARTH500は、車検と合わての各部のリフレッシュメンテナンスのスタートです。
整備のスタートは各部の洗浄から。スチーム洗浄を行っていきます。
長年かけて積み重なった汚れをしっかりと落としていきます。
スチーム洗浄機で洗うのと同時に洗剤を塗布、スポンジも使いながら汚れをキレイに落としていきます。
スチーム洗浄で汚れは落ちましたがまだハブ面の錆や汚れが気になりますのでこちらもキレイに磨いていきます。
そこで気になったのが不自然に赤く塗られたブレーキローター。
キャリパーの赤に合わせて塗られた物と思われますが、見た目が気になります。
お車お預かりの際お客様にこの件について伺ったところ、こちらの車を中古で購入された時からすでに塗られており、あまりお気に入りではない、との事ですので、この際シルバーにペイントを行いキレイにしていきます。
ハブ面はワイヤーグラインダーで錆と汚れ、赤い色の塗料も削り落としていきます。
そしてキャリパーや足回りなどにシルバー塗料が付かないようにササっとペイントすればキレイになりオッケー、と思いきやここで問題発生です。
後から塗ったシルバー塗料が赤色塗料と反応し溶けだしてしまい、全く上手く塗れません。
赤色塗料を完全に取り除かなけばキレイに出来ない事態となってしまいました。
ワイヤーグラインダーの届く箇所は簡単に落とせるのですが、奥まった箇所などはシンナーなどを使ってみたのですが、なかなか落とす事が出来ません。
と、ここで活躍してくれたのが、昨年末より導入された新兵器イージーブラストです。
重曹と水を高圧噴射し汚れを落とすウォーターブラストですが、これが赤色塗料と同時に汚れや錆もキレイに落としていきます。
短時間かつ効率的にキレイにする事が出来ました。
シルバーペイントも行いハブフランジ面の防錆処理を行えば作業完了です。
下回りもキレイになり、ホイールの奥に見えるブレーキ周りもスッキリいい感じの仕上がりにすることが出来ました。
気持ち良く整備を進めて行けそうです。