ルーテシア3RS いつものシフトコントロール部の修理
今回は末期を過ぎた状態でした


言わずと知れた、知れ渡った感のあるルーテシアの定番修理「シフトコントローラのグラグラ改善」です。

ご新規様のルーテシア3RSを、メンテナンスでお預かりさせて頂いています。
ご新規様とお話しする際、全員の方がこの修理についてご相談を頂きます。工場通信を皆様にご覧頂いているという事ですね。ありがとうございます!!

今回のグラグラ症状は、既に末期に到達していました。
指先で該当部のリンケージを作動させると。

完全に緩みきっていて、白色の樹脂部が前後に自由に動いています。
こうなると、センター(中立)位置の認識が曖昧になる為、2→3へと操作する際に2→1に入りそうな錯覚を覚えます。
しっくりこなくて、気持ち悪いのですよね。

ナットサートを埋め込む為の土台造りを行って、金属製のネジ山を埋め込みます。

その後はM6サイズのボルトで固定します。

この作業の際にはいつも行うのが、前後の触媒の中身の点検です。
エキゾーストパイプを切り離す必要があるのですが、外す部分が丁度触媒部分なのですね。
触媒が詰まり気味なルーテシアは遭遇したことが有りませんが、念の為にチェックしています。

前後共に綺麗な状態を維持していました。

これで、快適なシフト操作が行える様になります。
Written by Hashimoto

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