クリオRB7 ステージ1メンテナンスと水回りの予防整備を行います

各部のリフレッシュメンテナンスが進行中のクリオ3RS RB7は引き続きの整備としてステージ1メンテナンスを行っていきます。

作業前のバッテリー周りの状態です。

クリオ3の全車にいえる事ですが、バッテリーターミナルの作りが悪く、バッテリーポストとの接触面積も少なく貧弱な作りとなっており、ここでの電気のロスが大きい為、ステージ1メンテナンスで行うバッテリーターミナル交換が非常に効果的です。

今回の車はよく見てみるとプラスターミナル側が怪しい状態に、、、。

バッテリーからのガス漏れによりバッテリーターミナルが腐食し、悲惨な状態になっています。

こんな状態では電気抵抗が増え、まともに電気が流れてくれません。

プラス・マイナス両方のバッテリーターミナルの交換とあわせて、そこに繋がるアースケーブルの追加、オルタネーターB+端子からのダイレクトケーブルを新たに引いたりするなどを行い電気の流れを良くし、電気の無駄を無くしていくのがステージ1メンテナンスとなります。

バッテリーを外して作業を行うステージ1メンテナンスと同時に行うことで効率的な整備が、水回りの予防整備となります。

ステージ1施工時にオルタネータのB+端子にアクセスする際にウォータホースなどが邪魔になったりするので、この辺りを分解して同時に作業することでサクサク進行していきます。

過去にも何度も紹介している整備とはなりますが、樹脂の経年劣化から水漏れを起こす事のあるクーラントタンクの交換と、年数的にも交換時期を迎えているサーモスタットの交換を行いました。

ここまで分解を進めると、あともう少しの分解で取り外して来れるのがクーリングファンです。

過去のトラブルとしてクーリングファンの軸が緩みラジエターを破損し水漏れを起こした事例があり、取り外し軸の固定ボルトの締め直しを行い、今後ボルトの緩みが起きた際に目視で確認できるようにマーキングを行ってから組み付けました。

バッテリーポストからガス漏れを起こしていたバッテリーも新品へと交換し、新たに引いたアースケーブルなどを整理しながらバッテリー周りを組み上げ、施工前に確認した電気負荷時の電圧降下が少なくなっている事を確認すればステージ1メンテナンス施工完了です。

その他分解箇所各部を組付け加圧テストを行い、水漏れの無いことを確認。

クーラントチェンジャーを使い、まずは水道水を使い何度か水の入れ替えを行い、回収された水がキレイになるまで循環させます。最後に新しいクーラントへと交換を行えば水回りの予防整備も作業完了です。

 

引き続きその他の整備を進めていきます。

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