診断作業に欠かせないスキャンツール
だまされ誤表示に注意!!
コンピューター搭載の現代の車両診断に欠かせないスキャンツール。エンジン以外にも車両に搭載されたさまざまな制御コンピューターを診断をする上で、スキャンツールは大切になっております。弊社でも車両に合せて複数のスキャンツールを使用して診断を行っております。ユーザー様から依頼車両の現状を把握したり、抱えているトラブルの答えを絞り込む為に大変大切なTOOLです。
継続検査で入庫のプジョー106S16のエンジンデータをモニタリング、エンジン冷却水の温度状況を測定しております。十分な暖気状態が終了するはずが、測定実測値が55度付近で上げ止まりしております。サーモスタット不良によるエンジンのオーバークールが考えられ、正常にそれが作動すれば、80度以上に上がるはず。
実測値の状況を確認する為、サーモグラフィにて確認します。
サーモグラフィにて診たところ、十分な温度上昇が確認出来ました。様々な診断に頼りになるスキャンツールですが、時には今回の様な再確認が必要です。お預かりした大切なお車を正確な診断作業を心掛けます。