工場通信

RCZはキレッキレに生まれ変わりました
純正サス+スフェリカルは最強説

様々な箇所に手を入れた RCZ 6MT は、試運転後の変化に施工主も大満足な仕上がりを得ることが出来ました。
軽量フライホイールを軸として、消耗品の劣化箇所を一気に交換し、サスペンションにはスフェリカルアッパーマウントを組付けました。

バランス感が良すぎて、思わずニヤリとする。そんな印象を得られる高刺激なRCZに生まれ変わりました。
今回は純正のストラット・純正のスプリングにスフェリカルを組み合わせるという組み合わせを選択しています。
この純正ダンパーとスフェリカルの相性は実はバツグンでして。ハードな物を求める方には別のご提案があるのですが、そうで無い方には最善のサスペンションとして仕上げられると断言できます。純正の弱さを拭い、キレの良いハンドリングを味わうこの醍醐味！！好きです。

乗って良いのはモチロンの事。
サスペンションテストにおいて、眼で見て分かる違いが出ています。

「スフェリカルアッパーマウント＋純正ダンパー＋純正スプリングによる サスペンションテストのグラフ」

「純正アッパーマウント＋純正ダンパー＋純正スプリングによる サスペンションテストのグラフ」

ご覧の様に、フロントの路面粘着率が気持ち良く向上しています。
これは、純正マウントの柔らかさ・遊びを拭うことにより、フロントの接地感が増している事を意味します。
グラつかないマウントとなる事で、ステアリング操作時の車側の反応も上がるという事です。

グラフをよく見ると、フロントのみならずリヤ側にも良い変化が出ているのですね。
これは、フロントの沈み込みを抑える事で、結果的にリヤのサスペンションも良い仕事が出来る様になっている事を意味します。

いや～良いです。
乗って楽しいRCZの仕上がりです！
コテコテのチューニングマシンも個人的には好きですが、大切なのはその技術を一般の車に上手にフィードバックする事だと思います。
乗り易く・楽しい。そしてウィークポイントを拭った車造り。バランスは大切です。
Written by Hashimoto