工場通信

C3は車検整備とあわせて予防整備を行いました

鮮やかなボディカラーが素敵なC3は車検整備でお預かりです。

走行距離65000キロ程のこちらの車両、日頃のオイル交換などもマメに行っておりコンディションは大きな問題も無く車検を受ける分には何の問題はありません。

ですがお客様の年間での走行距離が2万キロ程と少し多めに乗られることもあり、次回の車検の2年後には10万キロまで距離が伸びている事を想定し、

心配されるトラブルを未然に防ぐための予防整備もあわせて行わさせていただきました。

まずは車をジャッキアップしタイヤを外して行う下回りの洗浄をする際に行うリヤのドラムブレーキのメンテナンス。

ブレーキライニングを油圧で動かすホイールシリンダー。年数が経つとゴムシールが劣化しブレーキオイルが漏れてくる恐れがあります。

現状オイル漏れなどは起こしていませんがドラムブレーキの構造上分解しなければオイル漏れの確認は出来ませんのでこのタイミングで交換させていただきます。

続いては冷却系統のメンテナンスです。

このC3は3気筒エンジンのモデルとなり、ウォーターポンプがオルタネーターやエアコンコンプレッサーを駆動するリブベルトとは別のベルトで駆動されています。

まだ水漏れや異音などの症状はありませんが、通常ではタイミングベルトの交換の際に同時交換する部品と考えると65000キロ使用しているので交換時期と考え、次回の車検の10万キロまで無事にもつのか心配になりますので交換させていただきます。

ウォーターポンプの交換とあわせて2本のリブベルト、1.6リッターエンジンのモデルで冷却水漏れを起こすクーラントタンクも同時に交換しました。

リブベルトの交換の際には各駆動部のベアリングのガタや異音など消耗具合も確認し交換します。

その他にはスパークプラグ、純正でイリジウムプラグが付いており失火しているなどの症状はありませんが交換します。

バッテリーも当社でメンテナンスをさせていただいてからの交換履歴が無く、劣化からの突然死を起こして動けないなんてことの無いように予防交換させていただきます。

その他は通常のメンテナンスとして各オイル交換、エアクリーナやエアコンフィルターの交換といったものを交換し、車検に向けての保安の確認を行えば作業完了です。

車検に受かるだけでは行わなくて良い整備もありましたが、次の車検まで安心して乗っていただける為の整備をいろいろと行わさせていただきました。