新車間もないFIAT500へのお薦め整備
マットグリーンなボディカラーが素敵なFIAT500Cはまだ走行距離1600kmととても少ない新車の様なお車です。
とてもキレイなお車ですが整備完了時のしっかりとした防錆を行う為の下準備として下回りの洗浄から作業を開始しました。
新車を購入したらオススメしたい整備その一として低ダストパッドへの交換をタイヤが外れたこのタイミングで行います。
SessAの低ダストパッドへの交換はブレーキダストが減りホイールが汚れなくなるのが一番のメリットとなりますが、それ以外にも ダストが少ない=消耗も少ない こととなりとても高寿命なのです。
過去には10万キロ使っても交換が必要ないレベルの残量が残っていたこともあります。
それに加えたメリットとしてブレーキローターへの攻撃性も少なく、お車が新しいうちに交換しておけばその後のブレーキメンテナンスにかかる費用の節約にもなります。
オススメ整備その2としてはレッドポイントでの整備の第一歩として皆様におすすめしているステージ1メンテナンスの施工です。
バッテリーポストへの接触面積の少ない純正バッテリーターミナルを交換したり、純正では容量不足なアースケーブルを追加で引くなどすることで電気の無駄を無くし、車が本来必要な電気の供給を安定的に行うことが出来る環境を整えます。
そのステージ1メンテナンスを行う際に行っておきたいのが、オススメ整備その3となるサーモスタットからの水漏れ対策です。
フィアット500では定番トラブルとなっている、サーモスタットの樹脂ニップルの破損による水漏れ対策です。
サーモスタットにアクセスするにはバッテリー周りの分解が必要となるので、ステージ1と同時に行うのが効率的なタイミングとなります。
今回の車輛は新車から間もない新しいお車ですので、本来対策サーモスタットを使いアッセンブリー交換するところですが、
樹脂製ニップルからアルミ製ニップルへの交換のみさせていただきました。
ニップル交換が完了したらバッテリー周りも組付け、ステージ1メンテナンスで追加した配線廻りも整理し組み上げます。
エンジンを始動しエンジン冷却水の交換。
加圧テストを行い水漏れなど無いかの確認、ステージ1メンテナンス施工後の電気負荷時の電圧降下の減少なども確認し、本日の作業完了です。
引き続きアライメント調整など週末納車に向けて整備を進めていこうと思います。