FIAT500Sは車検とあわせてステージ3メンテナンス
FIAT500のツインエアーエンジン搭載のマニュアルモデル500Sは車検でお預かりしております。
車検整備のスタートは下回りのスチーム洗浄から行います。
タイヤを外し作業するこのタイミングでドラムブレーキの分解・点検を行います。
ライニングの消耗やハブベアリングの状態チェック、ホイールシリンダーからのオイル漏れが起きていないかの確認を行います。こちらの車輛は以前の点検時に交換したばかりですので今回はホイールシリンダーの交換は必要ありませんでした。
足回りやタイヤハウス内など下回りの汚れを、洗剤やスポンジを使いながらチーム洗浄機で洗い流すことで、かなりキレイになりました。
スチーム洗浄が完了したら、ステージ3メンテナンスのカーボンクリーンを行います。カーボンクリーン用の液剤を使いエンジンをかけることで、エンジン内部に蓄積された汚れを取り除いていきます。
カーボンクリーンが完了したら、エンジン内部に残った汚れを取り除く為にフラッシング用のエンジンオイルに入れ替え、再度アイドリングさせていきます。
ステージ3メンテナンスには各油脂やフィルター類の交換が含まれていますので、フラッシングを行いつつその間にエンジン冷却水の交換も行いました。
エアクリーナも交換の為チェックしてみると、BMCの洗浄タイプが付いていましたので洗浄を行い、専用のオイルを塗布し組み付けます。
フラッシングが完了したところでスパークプラグの点検も行います。
カーボンクリーン後のプラグには溶けだした汚れが付着していることもあり、点検・洗浄や新品への交換がオススメです。
今回は数千キロ前に交換したばかりでしたので、清掃して点火状態に問題無いか確認後組付けしました。
スパークプラグ点検時にイグニッションコイルを外しましたので、このタイミングでエンジンルームの洗浄も行いました。
こちらの車輛にはレデューサーが取り付けされていましたので、このタイミングで点検、リードバルブの剥がれなども無くオッケーです。
フラッシングも十分行えましたので、仕上げのオイル交換を行います。
SessAのツインエアー用のエンジンオイルに交換。
ミッションオイルもSessAを使って交換を行い、油脂類の交換も完了しました。
引き続き車検に向けてその他の整備を進めていきます。