販売車両の仕上げに楽しさを詰め込みます
パンダ3 4X4 ツインエアー
良質な中古車パンダは、お客様への納車までカウントダウンとなりました。主たる整備はすでに完了し、残す作業は楽しい要素の盛り込みです。
ツインエアーエンジンが楽しい気分を盛り上げる、私も大好きな内燃機関です。
2気筒ターボと言うコンセプトに、発売当初は世間をざわつかせた超個性的なエンジンです。日本人には到底作れない、これこそイタリアンな設計に今ではファン層が多く、コンパクトイタリアンの定番エンジンとなりましたね。
2気筒・875cc 過給器付。過給器が無ければ絶対に現代の流れには着いていけません。
このエンジンの最大の魅力でもある「脈打つかのような鼓動感溢れる」フィーリングは、出来れば低い回転をうまく使いながらドコドコとした快感とも言える振動を存分に味わってこそです。ツインエアーはビンビンと回すのではなく、ゆったりと楽しむ癒し系エンジンだと私は思います。
この様な楽しみを満喫するには、点火パーツの強化は必要不可欠だと考えるのはこれまでのノウハウからの実績です。
「確実に効く」そんな頼れるパーツを、整備の仕上げに装着します。
期待を裏切らない「MSAとV-UP16」です。当社に入庫するツインエアーの大半の方にご利用いただいているパーツです。
エンジンの低い回転域に、効率良く効果を果たすため、2気筒エンジンの良さを引き出す事が可能です。
私自身は、これらが装着済みの車に慣れてしまっていますので、稀に無の車に乗ると「あれ?遅い?」と思う程に感覚がマヒしています。
先ほどの画像とは商品のロゴが違う!とお気付きの方、そうなんです。このパンダのオーナー様は今回で3台目のパンダツインエアーとなるベテランです。1代台目の頃からご愛用頂いている2点のパーツを、移植し、今回の4X4にも取付となりました。無しではいられない。そんな思いが伝わってきます。
そして、今回は新たに導入するのがレデューサです。
これまでは未体験であったレデューサですが、これできっと、これも無しではいられない。きっとその様に感じて頂けることでしょう。
3点同時取付を行い、一回りの試運転を行いました。
太さの中に軽さもあり、速い速い!
この速いには、大事な要素がありまして、速く走ろうとしなくても速い。そんなニュアンスです。
エンジン性能を引き出す事。この魅力にハマったら大変ですよ~!
私はとっくの昔にハマってます。
Written by Hashimoto