LEDヘッドライトの優位性をDS3に
BREX LEDヘッドライトバルブ
今回ご相談を頂いたのは、シトロエンDS3にお乗りのお客様より「これまで使ってきた HIDヘッドライトが片側切れてたから、次のおすすめはLEDか、HIDか?」という内容でした。
この手のご相談を頂く機会は多く、いつもそれぞれの長所と短所をしっかりとご説明し、決定して頂いています。
ご相談の結果、今回は時代の流れに乗りLEDライトバルブのご選択となりました。
使用するのは「BREX METAL LED BULB 66」です。製品クオリティの安定感が高いブレックスの製品です。
商品説明は以下の通りです。
「従来のLEDバルブを圧倒する6600lm(片側3,300lm)の大光量&発光色6200K(ケルビン)のLED素子を採用。ファン放熱による高効率な放熱性能と発光面調整による正確な配光調整が可能です。
バルブ台座の回転により発光面の角度調整が可能です。灯具に合わせた微妙な調整がよりハロゲンバルブに近い配光を実現します。」
商品説明内の、バルブ台座の回転による照射角度の調整という点。これが非常に良いところです。
今回も、この機能により最適な照射を得る事が出来ました。
まずはこれまで使用してきたHIDシステムを排除します。HIDは構成部品が多く、取り外しの際も意外に手間だったりします。余計な配線が残ると、後々気になりますので、綺麗に取り除きました。
次に考えるのは、背面のカバーです。
HIDコンバージョン車の場合、純正のカバーに穴を開けていることが殆どですので再使用が出来ません。
そして、もう一つ重要な事。
高効率なLEDバルブの場合、発光面の背後にはクーリングファンが備わります。LEDのバルブは表面の発熱は低温ですが、背面が非常に熱を持ちます。その熱を効率よく発散する為には、出来る限り多くのスペース的余裕を確保する事が望ましいです。
今回は、純正カバーは使用せず、ドーム型に膨らみを持たせた社外品カバーに変更します。これにより、背面のスペース確保を実現します。
穴の開いた純正カバーは、万が一HIDに戻すことも考え、お客様にお返しします。
バチッと明るく、くっきりとした印象です。最近思いますが、LEDのランプ技術の進歩は凄いと。これから先、大きく進歩する部門でしょうね。
光軸を整え、最終調整を行います。HIDの場合は光量の制御が出来ない場合も多いですが、LEDの場合はリフレクタライトとの相性が良く、うまく光軸調整を行えます。
夜間の試運転を行い、視認性の確認を行います。
アバルト用に専用設計で用意している D1SのLEDコンバージョンも好評です。
技術の進歩は凄いですね。
Written by Hashimoto