Twingo3にV-UP16&MSA BA-AHB45D7
なんと驚きのエンジン制御に変更が。。


ルノートゥィンゴ3 型式:7BA-AHB45D エンジン:B4D 1000cc 自然吸気 マニュアルミッション 車に、V-UP16とMSAの取付ご依頼を頂きました。早速、取付を行います。

こちらが、今回使用する MSA(マルチスパークアンプ)とV-UP16 です。

ワイヤハーネスを引っ張り出して、結線作業を行います。トゥィンゴ3は日産系の血筋を感じる点火システムでして、イグニッションコイル内部にイグナイタを内蔵する方式です。
輸入車の殆どはエンジンECU内部にイグナイタを備えています。私どもの提供しているMSAで、イグナイタがコイルに内蔵されているモデルは、アルファロメオ156のJTSと、ルーテシア4RS、そして今回のトゥィンゴ3です。

各部を接続し、エンジンの始動を確認。。「シーン..」あれ?始動しないじゃないか。こんな時は、MSAとV-UPの非常事態発生用のバイパスカプラにて、それぞれをノーマル回路に戻します。すると、問題なく始動を確認できました。その後、どちらに原因があるのかを確認すべく、V-UP16のバイパスを止めて通電状態に。すると始動は問題なし。MSAを接続すると、始動しない。まさかMSAの結線間違い?を疑いましたが、答えはなんと、車両側の制御が変わっているではないですか。そう、イグナイタがECUに内蔵された制御へと変わっていました。そんな事が起きるなんて。。

せっかくなので、自社の代車トゥィンゴ3でも確認を行いました。そちらも制御が新システムです。ターボ付きと無しの違い、と思いきや、どうも車両型式で判断する必要があることが分かりました。

今のところ判別しているのは
型式:DBA-AHH4B  エンジン型式:H4B こちらはイグナイタ内蔵コイルが装着されています。したがって、これまでのMSAが装着可能

型式:3BA-AHH4B     エンジン型式:H4B こちらが、ターボの新制御モデル。MSAが不適合
型式:7BA-AHB45D エンジン型式:B4D こちらが、NAの新制御モデル。MSAが不適合

H4Bというエンジン型式だけでは判別が出来ないのが少し厄介です。何か対策でしょうか。当然イグニッションコイルも異なる事になります。

判別をする良い機会になったと、気持ちを前に向けてMSAを取り外します。

V-UP16は、ジャックナットを埋め込みステーにて取付を行いました。

V-UP16だけの装着でも、十分に効果は体感出来ています。
このところ、V-UP16のご依頼が急増中です。本当に凄いペースで装着させて頂いています。私事ですが、木曜か金曜はV-UP16の日としています。まとめて装着を行う段取りを組むのです。週の前半は、入庫車両の作業や部品手配、打ち合わせなどを集中し、後半で用品関連や点火系統作業を行います。意外とこれが効率が良く、最近のルーティーンです。

MSAの装着は自社の代車にて、開発テストを始める予定です。仕上がり次第、工場通信にてお知らせいたします。

Written by Hashimoto

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