生産終了だからと言って諦めるのは待って!
中古車販売車両の作業-6
この作業も、エンジン裏側の作業の一環です。シフト・コントロールリターンと言って、ロッドチェンジ式のシフトリンケージの一部です。純正部品が生産終了となってから随分と時間が経過している箇所です。
金属シャフトの支持部に、樹脂のベアリングが組み込まれているのですが、その部分が劣化によりベアリングが形を失います。そうするとシャフトの保持が出来なくなる為、ガタガタな状態になってしまいます。その様子を動画にしてみました。
シャフトの支持部の保持が出来ておらず、グラグラしているのが分かります。
当社で用意しているのが、このシャフトのリペアキットです。それを用いて組み替えを行います。
シャフトのガタつきが無くなり、スムーズに作動します。これまた超がつくほどピンポイントなオリジナルパーツです。沢山の106ユーザーの為に、快適な環境を用意しています。
生産終了部品で悩まされ、乗り続けるのを断念するのは非常に残念な事です。1台でも多くの106が、この先永く良い状態で走り続けるためのお力になれれば幸いです。
Written by Hashimoto