106s16は 足廻りの作業を進行中
中古車販売車両の作業-4
一斉分解を行った106の作業を進めています。走る・曲がる・止まる の3大要素をしっかりと果たすべく、あらゆる箇所に手を入れます。先日はブレーキキャリパーのオーバーホールを行いました。本日は、フロントハブベアリングの組み替えを行っています。当初の予定ではベアリング交換を行わず、点検のみで終える予定でしたが、分解してみると摺動抵抗が低く・異音を出していることも判明しましたので、これを機に組替え作業の追加です。
ハブベアリング組替え時に、ドライブプレートの点検も行います。ドライブプレートは、ベアリングとの組付け勘合を決めるうえで重要な部分です。過去にハードな使用過程があると中心軸に傷みが出ている場合がありますが、今回は無傷で綺麗な状態でした。旋盤で回しながら、金属面を軽く磨き仕上げています。
ショックアブソーバも急遽交換となりました。再使用が出来ないレベルのダンパーでは無かったのですが、高速道路走行中に不安を感じそうな減衰でした。お客様と打ち合わせを行い、ビルシュタインのB6ダンパーを組付ける流れとなります。
106のダンパーは、カートリッジ式の為組付け後は何も見えなくなるのは残念ですね。車高は下げず、ノーマル然としながらも締まったアシを目指します。
ビルシュタインダンパーの106用は 倒立・単筒構造です。 並べた純正ダンパーは成立・複筒構造です。 見た目の太さが異なるのは倒立構造ならではです。
まだまだ施工内容は山積みです。少しづつですが順調に進めています。仕上がりが楽しみな1台です。
Written by Hashimoto