エンジン性能を引き出す 3アイテムをアバルトに取付
ノーマル状態だと、何となく野暮ったく感じてしまうのが現代車両の悩みとも言えます。色々な意味でマイルドな味付けになりがちな現代車を、もっとキビキビと、もっとパワフルに走らせる為、様々なアイテムがリリースされています。相談するお店によっても提案内容が異なるのも、面白く興味深い点では無いでしょうか。当社では、その車の持つ本来の性能を引き出す事によるフィーリングアップをご提案させて頂くことが多いです。
今回はアバルト595に、お勧めなパーツ3点の取付ご依頼を頂きました。
MSA=マルチスパークアンプ(点火回数増加装置)
レデューサー(クランクケース減圧バルブ)
V-UP16(点火電圧昇圧装置)
これら3点のパーツは、エンジン性能を引き出すのに必要不可欠なパーツだと捉えています。
ガソリンエンジンは、点火エネルギー無くして始動する事は不可能です。古くから点火系統のチューニングは定番で、より良い燃焼状態を実現するためには点火の威力増大は避けて通れない手段です。
V-UP16により点火コイルへの供給電圧を昇圧する事で、スパークプラグより放たれる火花を強力にする事ができます。その結果、爆発時のエネルギーが増大し効率の良い燃焼を実現します。
MSAによる点火回数の増大は、燃焼ミスを極限まで減らすべく燃え残り混合気に追い打ちで火花を放ち、完全燃焼を実現しやすくします。その結果鋭さを持ったエンジン回転の上昇を実現します。
レデューサーにより、クランクケース内の減圧はポンピングロスを低下させエンジン回転運動をスムーズにします。その結果、エンジンが自然と回りたがるような感覚を覚える滑らかな回転上昇を実現します。
各パーツを定位置へと配置し、作動確認を行い、エンジンカバーを取り付けます。
自己主張が控えめなパーツですが、体感効果への主張はどれも個性的で、強く主張します。
どれが一番お勧めですか?とよく聞かれますが、全ておすすめで一つに絞るのはなかなか難しい内容です。
順番に試したい方、ご相談を頂ければ特徴を基にご説明をさせて頂きます。
Written by Hashimoto