PANDA CROSS 4×4の新車メンテナンス②
新車の納車整備がスタートしSessAの低ダストブレーキパッドの交換を行ったPANDA CROSS 4×4は、引き続きステージ1メンテナンスなどの整備を行っていきます
充電回路の点検から始まり、純正の貧弱なバッテリーターミナルの交換、そこへのオルタネーターのB+端子からのダイレクトケーブルの引き込み、追加のアースケーブルのをボディとエンジンに引きます。
仕上げにバッテリーターミナルグリスを端子や配線バッテリーターミナルに塗布すればステージ1メンテナンス完了です。
バッテリー周りを分解した際に行った作業もあります。
こちらの車輛に積まれているエンジンはFIAT500などにも積まれている0.9Lツインエアーエンジン。
ということで500で発生するサーモスタットの樹脂製ニップルの劣化による冷却水漏れがこの車両でも起きる恐れがあります。
バッテリーなどが付いている状態ではなかなか直接見えませんが、500と同様の樹脂製ニップルがついていますので
フィアット500対策用サーモスタットに組み込むアルミ製のサーモニップルへの交換を行い、対策を施しました。
サーモスタットの水漏れ対策が完了したら、冷却水の交換から各油脂類の交換を行っていきます。
冷却水交換でエンジンが温まったところでリフトへ移動
トランスミッションオイルの交換や
4輪駆動ですのでリヤのデフオイルの交換も行います。
オイルエレメントも新品への交換を行い
ルブロス製のツインエアーエンジン用に製作してもらっているエンジンオイルを入れすべての油脂類の交換が完了です。
新車を安心して乗っていただく為の準備を引き続き進めていこうと思います。