工場通信

フィアット500 の冷却水漏れ修理

車検でお預かりのフィアット500ツインエアーの整備を行っています。

エンジンルームを覗いて気になったのが冷却水の減りです。

しかしこちらの車輛はツインエアーではよくあるトラブル、サーモスタットの交換やクーラントタンクの交換　はすでに行っており、どこから漏れているのかと覗いてみると、

ラジエターへとつながるロア側のウォーターホースの純正ホースバンドが緩くなり、そこから少しずつ冷却水が漏れていました。

同じく、ラジエターへつながるアッパーホースも締め付け力が弱くなり、ホースが抜けかけてきています。

フィアットやアルファロメオで使われるホースバンドは締め切りタイプとなっており、劣化によりその締め付け力が弱くなり、そこから冷却水が漏れだす事があります。

アッパーホールロアホースが繋がるすべてのホースバンドの交換を行い、修理完了です。

 

ロア側のウォーターホースバンドを交換する際に外したターボホースは、夏場に頻発した過給圧漏れトラブル予防の為、オリジナルのシリコンターボホースへの交換を行わさせていただきました。

冷却水漏れ修理が出来ましたのでクーラントチェンジャーを使い冷却水を交換します。

冷却水漏れの原因としてラジエターキャップの不良も考えられますので、ラジエターキャップテスターを使い適正圧力で保持されているのかも確認しましたが、こちらは問題ありません。

最終確認として加圧テストを行い冷却水漏れが完全に治っていることを確認し作業完了。

引きつづき整備を進めていこうと思います。

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