工場通信

アバルト595 ステージ1メンテナンスの施工です


ブレーキ廻りの整備とカスタマイズ、MCBのコンプリート装着を終え、車両整備の基本ステージ１メンテナンスを行いました。

ステージ１メンテナンスは、車を巡る電気の流れを最適化する為に行う、単純な部品交換とは意味合いの異なる真面目な整備メニューです。
ご存知の方も多いとは思いますが、初めてステージ１と聞く方は 「ステージ１メンテナンスの説明」をご覧頂ければと思います。

今回の施工車両は、追加のアースケーブルが装着されている状態でのスタートでした。こういう状況は、臨機応変に考える事も増えてきます。キット不要なケーブルも中には存在するので活かす物・外す物・または取付場所を変更する物が入り乱れています。
ですので、開始時は既存の追加ケーブルは一度無視した状態で始めます。自社で行う配線の取り回しを施工し、その後にどのようにレイアウトするか。を考えます。

最重要ポイントは、バッテリターミナルですので交換を行い、そのターミナルに合わせてアースケーブルを新規で増設します。車両側のオリジナルのケーブルで活かす必要性の有る物は活かし、不要な物は取り外します。
最終的に当初の見た目と比べると随分とスッキリしましたよね。取り回しを変更し、バッテリターミナルに集中するレイアウトを廃止しました。



仕上げには、ターミナル及び配線の端子部に酸化防止及び通電向上剤を塗布して完了です。

電気の無駄は出来る限り排除して、良い状態で電力を使える環境を用意する。それがステージ１メンテナンスです。

Written by Hashimoto

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