ジュリエッタにも必要。サーモスタットの予防交換。

先日タイミングベルト交換を行ったジュリエッタQVは、引き続き冷却水系統の整備を行いました。

交換するのはサーモスタットと冷却水タンク。

まだ水漏れを起こしている訳ではありませんが、他の車種と同様、トラブルを未然に防ぐ為の予防交換となります。

最近のターボ車ならではのエンジンルームの狭さはサーモスタット交換でも妨げとなり、エアーインテークパイプをどかしたりしながらの交換となります。

分解を進めていきアルファロメオならではのサーモスタットに繋がる複数の配管を1つずつ取り外し行くと、細い配管のバンドを緩めホースを抜こうと力を入れると、予想外にアッサリと抜けたな、と思って外れたホースを見てみるとビックリ。

ホースが抜けたと思っていたら樹脂製のパイプが折れて外れてきていました。

取り外したサーモスタットを見てみるとこんな感じ。

樹脂製のパイプが劣化により強度が落ち折れてしまっています。

それもホースを外す力もほとんど入れずに折れてしまっており、このまま放っておいたらエンジンの振動で折れて水漏れを起こしても不思議では無い状況。

フィアット500 のサーモスタットユニオン同様なウィークポイントを見つけてしまいました。

改めて予防交換の必要性を感じ交換しておいて良かったと思いました。

サーモスタットの交換が終わったら、こちらも最近多いクーラントタンクからの水漏れを防ぐべく新品への予防交換を行い。

仕上げにクーラントチェンジャーを使い、新しいクーラントへの入れ替えを行えば作業完了。

 

何気ない作業でしたが、他の車種同様にジュリエッタも冷却水系統部品の予防交換の必要性を感じさせられる整備となりました。

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