クリオ2RS セルモータトラブル
新品が無いのでリペア
クリオ2RSのセルモータが不動になった為、交換作業を行っています。このクリオ2は完全にレースカーの為熱害が酷く、それが原因で壊れてしまったんですね、おそらく。過去にも同様に破損しているので、こういう使い方の場合はセルモータの定期交換が必要ですね。
熱害が酷いってのも、この装着位置を見ると一目瞭然ですよね。セルモータの取り外しにはドライブシャフトを外す必要があり、更にはエキマニもフランジナットを緩めてすこし動かす必要があります。エキマニに触れるか触れないか?位の位置関係にセルモータが挟まれていますので、環境としては相当酷な状態です。
セルモータを新品に交換するのがベストなのですが、国内欠品というこの事態に悩みました。たまたま本日到着したメガーヌ3用のセルモータ、形も取付位置関係も全く同じであわよくば付かないかな?っと思ったのですが、画像に無いですがピニオンサイズが異なりました。
ここから先の画像も無いのですが、ピニオンだけを入替えれば使えるかも?と期待を抱き分解してみたのですが、同じボッシュ製で有りながら、結構違うのですよね。シャフトサイズもリダクション部のピニオンサイズも。全部バラバラにして、何とかならないか試みましたが、最終的なところで無理と言うことが判明しました。
ならば、もうひとつストックしていたセルモータの中古品を使うが正解か。単体テストで作動させると、回転音が微妙。。。付けてもすぐに根を上げる気がしたので諦めていましたが、作動音を聞いていると潤滑不足が一番の原因に思えてきました。先程の分解で構造を把握出来たので、蘇生ににチャレンジする事に。
サクっとバラして、摺動部の掃除とグリスアップを行います。シャフトエンドの軸部も、ピニオンもグリスが枯渇した状態でした。普通ならアッセンブリ交換が主流ですが、たまにはこういう作業も良いものです。
ST用の配線と、断熱対策を行って準備完了です。
これでしばらく使用できるかな。
部品に少し振り回された感はありますが、なんとかなって一安心です。
引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto