ランチア・デルタ with エナペタルダンパーのセットアップ


今週は怒涛の1週間を過ごしています。多種多様な作業を行っていますが、そんな中でも多い作業がサスペンション関連の作業です。今週だけで4台の車の足回りを手掛けている事になりますかね。サスペンションを理想形にする事、それはその車のオーナーさんの気持ちの現れだと思っています。「気に入った車をもっと良い状態で乗りたい。」そこに尽きます。その思いにしっかりとお応えすべく、当社としても無数の引き出しをご用意しています。大切なのは、お客様が何を求められているのか。そこを理解出来ずに良い結果は生まれてきませんから。

今回行う作業は、ランチア・デルタ・16V ラリーレジェンドのサスペンションリファインです。

いつもカッコいいホイールを装着されているお車です。このデルタにお乗りのお客様は、複数のホイールセットを所有されていて、その時のスタイルに合わせてホイールをご自身で履き替えられています。最近のお気に入りは過去にご紹介した記事内でも取り上げたホイールでした。

今回は、これまで装着されていた車高調整サスペンションから、エナペタル製 純正形状ダンパーに変更する事に合わせて車高が上がる事を前提に、ラリーレーシングに履き替えられてのご来店です。ラリーレーシングなら車高がノーマルに戻ったとしてもその姿がさまになります。

フルタップ車高調整+ピロアッパーの組み合わせは、高齢となったデルタのボディにはなかなか厳しく、無茶をさせてるな~と感じる仕上がりでした。

今回は、車に優しくノーマルの良さを再現しつつも、締まった印象は忘れずに。という事でエナペタルさんにダンパーをオーダーしました。

スプリングはノーマルに戻し、マウントも純正及び社外品でラバーマウントに変更します。倒立ダンパーなので、バンプラバーは不要となります。

4か所ともストラット形状って、なんだか贅沢ですよね。交換作業が大変ですが。

さて、車高をノーマルに戻し、ダンパーが変わりどんな感じに仕上がるのでしょうか。楽しみです。
車高が大きく変化し、キャンバー角も変わる為アライメント作業の完了までは試運転が出来ないのが残念です。

引き続き作業を進めます。

Written by Hashimoto

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