現行ツインエアーもHID制御が複雑でした
新車を購入されたお客様より、ヘッドライトを明るくしたいと言うことでHIDの取付をご依頼頂きました。
ツインエアーなフィアット500は、ヘッドライトの電源供給が複雑でして。そのまま装着すると、チラつき・作動不良・点灯不能といった事が起きます。HIDを制御させるための安定した電源が供給されていないためです。
オシロスコープで確認すると、現行のツインエアーも初代の頃と代わらずPWM制御を採用していました。電源のON/OFFを繰り返している事が波形から確認出来ます。
この制御だと、ハロゲンは消えていることが分からないのですが、HIDだと起動電力が不足し、作動不良となります。
SessA HID+(セッサ・HIDプラス)を回路に介入させることで、PWM制御をマイコン処理にて変化し、安定した電源を供給する事が可能になります。
今回はV-UP16の取付も行う為、結線作業を同時に進行します。
SessA HID+は、エンジン回転信号の認識が必要な為、コイルに供給される点火信号線に結線する必要があります。それにより、エンジン始動を認識させアイドルストップ作動時にロービームを自動消灯させる事が可能です。(その機能を停止する事も可能です。)
今回は、新車ご購入後直ぐに各部のメンテナンスもご依頼頂いています。ブレーキパッドを低ダストに交換し、油脂類の全量交換・アライメント作業・仕上げにボディコーティングとローダウンシートアダプタの取付と盛り沢山です。仕上がりが楽しみです。
Written by Hashimoto