アルファロメオGT 発電不良の修理
オルタネータのトラブル
アルファロメオGTは発電不良のトラブル発生で、レッカー入庫となりました。セレスピード車ですので、充電系統にトラブルが起きると電圧が下がる為にセレスピードシステムが正常作動出来なくなります。ECUを保護する為のセーフモードです。
ツインスパークもそうですが、このJTSも同じくオルタネータの交換は非常に難儀です。エンジン後方側にオルタネータが装着されています。その側にはドライブシャフトやサブフレームがありますので、全く出てくる隙間がありません。なので、オルタネータを交換するにはエキゾーストから足廻り、ドライブシャフト、サブフレームも外す必要があります。ほぼミッション降ろしの作業に近い分解行程です。サブフレームは完全に降ろしきらなくても、知恵の輪のように隙間からオルタネータを摘出することは可能です。
色々な所を支えながらの作業となります。
分解修理も考えたのですが、リビルトオルタネータの様な状態にまで仕上げようと思うと結構なお値段が掛かりそうでしたので、アッセンブリ交換としました。
手で回した感触もよろしくありません。
ボッシュ製のオルタネータの場合、価格が非常に高価ですがこちらはDENSO製。なんとお値段は純正定価で半分です。良かったです。
この後はフレーム外しを伴いましたので、4輪アライメントも行います。
Written by Hashimoto