500ツインエアーにオリジナルサスペンションの組み付け


メンテナンスからカスタマイズ、色々とお任せ頂いている1台です。今回は、オリジナルサスペンションの組み付けご依頼を頂きました。

前後のタイヤハウスの隙間を小さくし、低く身構えたい思いと乗り心地の両立。ここを成し得るのが当社のオリジナルサスの魅力です。いわゆる車高調形状ですが、決してサーキット向きではなくあくまで普段使いに重点を置いています。「サーキットは走らないから車高調までは要らない」と言う言葉をよく聞きますが、それはサーキットを走った事の無い方が大抵の場合言われるお言葉でして。サーキット=車高調という概念は捨てて頂いた方が良いと思います。
「車高調形状とすることで、バネレートや自由長の選択肢が増え、良い物が選べ、狙った乗り味に近づけやすくする事が可能です。そしてその先にモータースポーツシーンでの優位性が出てきます。」
当社のオリジナルサスペンションキットは、決してモータースポーツ向きではありません。でも、初心者の方が走行会レベルの走りをされるには、とてもコントロール性が良く走りやすいとは思います。なぜなら?しっかりと動く構造だからです。モータースポーツ初心者の方が、ガッチガチの足廻りでサーキットを走ろうとすると車の挙動からくるインフォメーションが伝わりづらく、とても走りづらさを感じると思います。オールマイティに乗り易い足廻りを目指して製作しました。

鋭いかはお気付きですかね。タイヤサイズが本来の17インチとは異なります。

フロントに205/45R17 リヤに215/45R17が装着されています。このサイズですと車高が下がった際にリヤ側は干渉しやすくなります。

今回はタイヤの交換もご依頼頂きました。

サイドウォールデザインが格好良く、乗り味も良いデモカーと同じタイヤ「ミシュラン パイロットスポーツ4」に変更です。

交換前は前後 別銘柄で、サイズも異なりますのでトータルで車を良くしたい場合には、ちょっとアンバランスさが浮き出てきます。

サスペンションを交換し、ロワアームブッシュの交換も行うためフロントバンパーを取り外しています。

文句なしに車が良くなる当社オリジナルのロワアームブッシュです。強化ブッシュと言いながらも、他車種からの流用品です。つまり別の車では純正品として採用されているブッシュです。強度が有る為グワグワと嫌な動きを抑えることが出来、なおかつゴムなので嫌な音の発生は皆無です。

サスペンションを変更される方は、ロワアームブッシュの同時交換もご検討されてはいかがでしょうか。

引き続き作業を進めます。

Written by Hashimoto

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