500Xはステージ1&2メンテナンス行いました
初めてのお預かりで整備をさせていただく500Xはステージ1とステージ2のリフレッシュメンテナンスを行います。
まずはステージ1の充電回路整備による電気廻りの改善から行いました。
施工前の電気負荷を与えた際のバッテリー端子間電圧は無負荷時では14V以上あったものが13.85Vまで低下してしまう状態です。
バッテリターミナルの交換を行うのですがマイナス側は電流制御ユニットがある為ターミナルの交換は行えません。
プラス側にはヒューズユニットがあるのでこれを移植する準備を行います。
ヒューズユニットを外した状態。他の500と同様純正ターミナルは頼りない作りです。
鉄板にねじ穴をあけヒューズユニットを移植しつつターミナル交換を行えるようにします。
そこにオルタネーターからのケーブルを新たに制作し引き込みます。
ターミナル交換の出来ないマイナス側ですがターミナルそのものの作りがしっかりしていますので、そこに追加のボディとエンジンからの2本のアースケーブルを追加します。
このような作業を行うことで13.85Vまで低下していた電気負荷時のバッテリー端子間電圧は14.04Vまで改善することが出来ました。
引き続きステージ2メンテンナンスによる各油脂やフィルター類の交換を行います。
エンジンオイルの交換に始まり
ATフルードの交換。
この500Xは4輪駆動ですので、トランスファーオイルとリヤのデフオイルの交換も行います。
外したドレンボルトについているマグネットには鉄粉がびっしりと付いており汚れ具合の酷さが解ります。
オイル交換が終わればエアクリーナーの交換や冷却水の交換を行いステージ2メンテナンスも完了です。
まだ走行距離が3万キロ程と少ない車両ですが新車から初めての交換と思われる油脂もあり良いリフレッシュとなりました。