カングー2のステージ3メンテナンス

先日ステージ1メンテナンスの施工を行ったカングー2は引き続きステージ3メンテナンスを行っていきます。

まずは作業前のシャシーダイナモによる出力チェックからスタート。

カーボンクリーンマシンを接続し専用の液剤を使いエンジンを始動。このまま1時間ほど液剤が無くなるまで燃焼させカーボンクリーンを行います。

カーボンクリーンが終わればインジェクターを外しASNUのインジェクターテスターによる点検を行います。

噴射パターンの点検や噴霧量のバラつきが無いかの確認を行います。

点検がOKであればそれぞれのインジェクターについているフィルターの交換とOリングの交換。

車両に取り付けしエンジン始動。

リフトに車両を移動したらエンジンオイルを抜き取りフラッシング用エンジンオイルに入れ替えエンジンフラッシングを行っていきます。

ステージ3メンテナンスでは各油脂やフィルター類の交換もセットメニューとして組み合わされていますのでフラッシングを行いつつ作業を続けていきます。

このカングーはAT車ですのでATフルードの交換から行っていきます。

当社では初めてのATFの交換となるこの車両からはかなり汚れたATFが出てきました。

ATFは一度に全部のオイルが抜けきらない構造の為、新しいオイルを入れては循環させ、抜き取る、という作業を何度か繰り返して入れ替えていきます。

この車両では3回ほどの入れ替えを行ったところかなりキレイなオイルが出てくる状態になりました。

しっかりと暖気させ規定温度でオイルレベルの調整を行いATFの交換完了です。

引き続き冷却水の交換。こちらもATFと同様汚れが目立ちましたのでしっかりと入れ替えながら交換します。

汚れたエアークリーナも新品に交換。

スパークプラグもイリジウムプラグに交換させていただきます。

プラグ交換の際にイグニッションコイルを外したついでにエンジンルームの洗浄も行いました。

洗剤を塗布しスチーム洗浄機で洗い流ながせばあっという間にキレイになります。

ステージ3とは別ですが快適に乗っていただく為のエアコンメンテナンスも施工させていただき、汚れたエアコンフィルターも交換しました。

 

こんな作業をつづけている間に十分にフラッシングが行えましたので、再度リフトに移動し仕上げのエンジンオイル交換を行えばステージ3メンテナンス完了です。

 

入庫時からメーター内に点灯していたメンテナンス時期を知らせるスパナマークもメンテナンスが行えましたので消去。

次回のメンテンナンスまで安心して乗っていただけるコンディションに改善出来ました。

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