クリオ2RSはクラッチトラブルの修理


エンジンのチューニング度合いが進むと、弱い箇所が壊れます。今回のクリオ2は以前にエンジンフルオーバーホール&ファインチューニングを施しその前から行っていたフルコン制御で各部の最適化を行っています。当工場通信には徹底的なチューニングネタはあまり出していませんが、レース専用車となれば突っ込んだことも施工しています。

今回破損したのは、ココ。クラッチカバーの中のストラップ部分です。


よく見ると、破断しているのが分かります。無理して乗って、これが中で暴れ回らなくて良かったです。二次被害が起きますからね。

今回新たに用意しておいたパーツは、純正形状のクラッチでは無く、強化品を選択しました。これでこの部分のトラブルは回避できるかな。と言うよりも壊れてもらったら困ります。

レース用クラッチの装着に伴い、フライホイールも交換せざるを得ず、クラッチに合せて同時交換となります。初めて使う部品ですので、単体でのクラッチテストは必然的に必要です。正常にクラッチが切れるのを確認しました。


カタログの数値通り、クラッチが切れるまでのストローク量は6mmでした。海外製品特有の不親切さが無く、安心できます。

クラッチカバー等を組み合わせた合体重量は、もの凄く軽いです。そして、クラッチ操作はもの凄く重いです。重いうえに更に半クラがもの凄く難しいです。左足を鍛えてもらわないといけないですね~。

引き続き作業を進めます。

Written by Hashimoto

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