工場通信

156JTS 直噴ノズルの不具合によるエンジン不調


先日トラブルシュートを行い、部品入荷待ちとなっていた156JTSです。
部品入荷となり、作業を開始しています。いつも思いますがこの車のインテークマニホールドがもう少しラクに外せると良いのですよ。サクッと分解とは、強がっても言えない作業です。マニホールドをエンジンルームから取り出すには、上からも下からも分解が必要でして、エンジンマウントの一部も切り離す必要があります。室内側に向かってインテーク側が位置するため、作業の一環ではエンジンルームの上に乗りこみながら作業を行う場面も出てきます。

樹脂製のエアレゾネータを抜出し、その後アルミのマニホールドを外します。そうするとようやくノズルホールダーを確認できます。
インマニを外すと、インテークポートには分厚いカーボン汚れの蓄積が確認できますが、ここは仕方なく見て見ぬ振りです。効果的に除去のできる設備が欲しいところです。


今回は２番シリンダのノズルの断線ですので、必要個所のみ交換を行います。

各部を組み付け、エンジン始動・不調の改善・エラー消去・学習値のリセットを行い、数日間様子を見ながら試運転を行います。
Written by Hashimoto

関連記事

工場通信　トップへ戻る