まずはここから!!ステージ1メンテナンス&SeesA低ダストパッド ABARTH595

マットカラーが素敵なABARTH595は初めて整備をさせていただくお車ということで、当社の定番メンテナンスステージ1と新車からの装着をオススメしているSessA低ダストパッドへの交換を行いました。

 

まずはステージ1メンテナンスからスタートしていきます。

バッテリーの状態を確認しつつ施工前の電圧降下の具合を点検です。

ヘッドライトを点灯させ、エアコン全開、リヤの熱線など電気を多く使った状態にすると無負荷時に14V以上あった電圧が12.88Vまで下がってしまい、多くの電気が無駄になっていることが確認出来ます。これらの無駄を無くすためにステージ1を施工していきます。

まずはこの貧弱なバッテリーターミナルの交換を行います。

プラスとマイナス両方のバッテリーターミナルを当社オリジナルのバッテリーターミナルに交換します。

プラスターミナルにはオルタネーターからのダイレクトケーブルを引き込みます。

マイナス側は純正のアースケーブルに加え、ボディとエンジンからのアースケーブルを新たに制作し追加します。

配線作業も終わり施工中に補充電していたバッテリを載せようと思ったらここでトラブル発見。

バッテリーを持ち上げ載せようと思ったら何か水が垂れてきたな、と思い確認するとクラックがあり、バッテリー液が漏れだしていました。

バッテリー液は希硫酸ですのでとても危険です。まだ周辺に腐食などの希硫酸による悪影響も起きておらず早期発見出来てよかったです。

急遽バッテリーの交換も行い組付ければステージ1メンテナンス完了です。

施工後に電気負荷時のバッテリー端子間電圧の測定を行うと施工前は12.88Vまで電圧降下をおこしていた電圧が14.31Vまであがりしっかりと改善させることが出来ました。

 

続いてSessA低ダストブレーキパッドへの交換を行います。

今回取り付ける車両は走行距離が1万キロほど走っていますので、交換前にSDLを使ったブレーキテストを行い、ブレーキローターの状態に問題ないか確認後に作業にかかりました。

ブレーキダストによりせっかくのbremboキャリパーも真っ黒に汚れてしまっています。

しっかりとキレイにしつつ交換していきます。

リヤブレーキのフローティング部の状態チェックとグリスアップも行いながら交換していきます。

パッド交換が終わりましたら錆のひどいハブ面の清掃を行います。

しっかりと磨きキレイになりました。

仕上げに防錆処理も行い作業前に比べすっきりとキレイになり、見た目にも気持ちの良い仕上がりとなりました。

ブレーキダストで真っ黒に汚れたホイールももう汚れることもありませんのでキレイに洗浄し取り付けすれば作業完了です。

 

タイトルではまずはここから!!と書かせていただきましたが、その他にもアライメント調整や油脂類の交換など、当社での新車販売時に行う新車は車の新しいうちに行っておくと良い整備としてオススメしています。

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