トーションバーの調整
プジョー106リフレッシュメンテナンス
スイングアームの無事を確認し、スタビライザに無理な力が掛かっていた106は、その状況を修正する為にトーションバーの調整作業を行います。プジョーのトーションバーと言えば20年位前は、必殺ひとコマずらしなんて言葉が飛び交いましたね。もの凄く車高の下がる方法です。当時からひとコマずらしという手法の意味が逆に分からず、正しい手法で車高調整を行っていた記憶が懐かしいです。
きっちりと寸法測定を行いながら、組み付ける事でトーションバースプリングのサスペンションは非常に細かな調整(結果的には車高につながります)が行えます。
画像のようにトーションバー(画像は右足用のトーションバー)を抜くと、スイングアームを保持する力が一気に抜けますので、抜いた勢いでアームがドスンと落ちないように配慮も必要です。
トーションバーのスプライン勘合は、錆びやすく固着するケースも多々あります。定期的に抜き差しし、防錆してから組み付けるとそういったリスク回避に繋がりますよ。
引き続き作業を進めます。