106S16ステージ3メンテナンス
プジョー106S16は、ステージ3メンテナンスのご指名で整備を開始しました。
整備内容のご提案は、当社からさせて頂く場合が大半ですが、ご自身のお車の管理を上手に出来る方も中にはいらっしゃいまして、今回はコレとコレをの様なご依頼を頂くこともございます。今回の106はその流れでステージ3の施工をご依頼頂きました。
シャシダイナモ計測後は、カーボンクリーニングの機械を接続しエンジン燃焼室のクリーニングを行います。
ピストントップや、ピストンリングの洗浄を定期的に行う事はエンジン内部を良い状態で保つ事が可能になるので機械的な摩耗を防ぐ効果が望めます。カーボンクリーニングを行うとエンジンが静かに滑らかに回転する様に感じのは気のせいでは無く、汚れからくる摺動抵抗を低減させるため滑らかに回転できるようになるのです。
フューエルインジェクタの単体点検と、超音波洗浄が可能なノズルについては ASNUテスタにてノズル単体の作業も行います。
クリーニングの施工後は、噴射量のバラツキが少なくなり、さらには噴射量も増えました。
この結果は、施工したノズルの全てがそうなるという意味ではありませんが、今回の施工例は非常に均一且つ、良い結果が出たと言えます。
燃料噴射量はECUの演算を元にその時のエンジン条件に適した噴射を行うものですが、何らかの原因で素直に噴射が出来ないとなるとエンジンは高出力を得ることが出来ず、燃焼状態に支障を来します。
スロットルボディのエアー通路も綺麗に清掃を行い、機械式スロットルならではのバイパス通路も汚れを洗浄します。
油脂類一式と、フィルタ(エアフィルタとフューエルフィルタ)をメンテナンスし、作業を続けます。
Written by Hashimoto