DMFデュアルマスフライホイールの単体点検
良否判定


新時代のフライホイール 「DMF デュアルマスフライホイール」の良否判定を正しく行う為の方法をご覧ください。
当社の場合は、デュアルマス構造を、ソリッド式に変更する事をお勧めする機会が多いのは事実です。理由は、クラッチミートのポイントが曖昧でダイレクト感に欠ける事。壊れていない素振りをしながら大抵の場合は可動範囲が許容値以上である事。何よりも重たすぎて、エンジンフィーリングを悪化させている事。
軽くすると、トルクが?と思われる方が多くて当然ですが、たかが1400CC程度の車に対してあまりに重た過ぎだと思います。出力を抑える為のデチューンには丁度良いかもしれません。
2000年頃のNAエンジン車は、純正フライホイールが軽く設計されており、それでも軽量化する事による恩恵が大きかったと言えば分かりやすいのではないでしょうか。
現代のDMF重量は、そんな頃の重量と比較すると倍近い重さとなっています。
トルクが低下するどころか、むしろ上がると言っても過言ではありませんので、そういった心配は皆無です。

しかしながら、皆様が軽量化するというわけでもありませんので、単体点検を行う為のSSTも用意しています。
以下のSSTをDMFに対してセットすると、回転方向の可動域と、スラスト方向のガタつきを測定可能です。

どの動画もよく動いています。エンジンの微振動をミッション側に緩和して入力するというメリットも有りますが、私は断然軽量品への交換をお勧めしています。

だって、気持ちよくエンジンが回った方が嬉しくないですか?

アバルト500用も、グラプン用もミト用も、大変ご好評を頂いています。

Written by Hashimoto

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