ラジエタ・冷却周りのトラブルを未然に防ぎます。

大量の部品を用意し作業を進めているプジョー106です。
今回の整備パートはクーリング関連。
・ラジエタの交換
・シリコンアッパーホースへの交換
・サーモスタトの交換
アルミサーモハウジングへの交換
これら作業をすすめていきます。

106の泣き所、サーモハウジングは樹脂劣化が進行するとホースバンドの締め付ける力で自爆崩壊する危険部位です。

アルミの強化品は当社のオリジナルパーツです。アルマイト処理も施されており、耐久性はバツグンです。

温度管理をするためのサーモスタットは、2種類のトラブルが起きる可能性がある為定期交換を推奨しています。
・サーモスタットが開かなくなる事により、オーバーヒートをする。
・サーモスタットが開放状態になる事により、オーバークールする。
アッパーホースは、若干複雑な構造の為純正由来の形状は樹脂部が含まれる為に割れて水漏れを起こす事があります。

サーモハウジングを開けると、これまでの汚れが沢山たまっていました。
中を流れるクーラントも汚れていたので茶褐色に染まっています。


清掃&フランジの面出しも行い、新しいサーモスタトを組み付けます。

新品ラジエタの形状加工を行い、組付けけに備えます。

フロント周りを分解した際に、細かな箇所まで徹底洗浄を行いましたので組み付け後の美しさが際立っています。
組んでしまえば見えないところですが、やっぱり美しさは気持ちがよいです。
フルリフレッシュ作業・水周り整備のひとこまでした。

Written by Hashimoto

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